続・本を読むご主人様

本当に暑いですね。ご主人様は動けば汗びっしょりで、じっとしても汗びっしょりで、やる気不十分でダラダラしております。
こんな時は涼しいお部屋で本を読む。これが一番ですね。
先日、ノーベル文学賞を受賞した『カズオ・イシグロ』さんの作品を何冊か買い求めました。
まずは『夜想曲集
夕暮れ時と音楽を集めたなんともムードのある作品でした。
しっかりした文体とお洒落な表現。ややスラング的な皮肉ったユーモアは翻訳小説の味わいでもあります。
5作の短編のうち4作が音楽に係るお話で、面白かった。歌手やバンドの演奏者が主人公となって、物語が進行していきます。いろんなジャンルの音楽が事細やかに描かれていて、音楽ツウにはたまりませんね。
『老歌手』という作品には『トニー・ガードナー』という歌手が出てきて、きっと、これは『トニー・ベネット』かな?と想像しているご主人様。
シナトラやサラ・ボーンやジャズシンガーの実名も、バンドのコード進行や演奏者の本音も楽しかった。
ジャズがお好きなら、是非、お読みいただきたい一品ですね。

話は変わり、久しぶりにジャズCDを買いました。
『Diana panton』です。沢山、お洒落なCDも発売されていて、今人気があるのかな?それらの選曲が気に入っています。
迫力こそないものの、BGM的には嫌みがなく心地いいです。こんな曲を聴きながら、読書をする。
暑さが消えない午後、ちょっとだけ涼しげになるような気がします。