今日は寒い~雪がちらついたそうですね。
さて、昨年の暮れですが韓国のドラマ「バーニング」がNHKで放映されました。原作は村上春樹氏の『納屋を焼く』
ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、何とも言えない大人のミステリーでご主人様はドキドキしたそうです。
ひとりの青年Aのガールフレンドがアフリカに旅行に行き、ひとりのボーイフレンドBを連れてくる。その人はかなりのインテリでお金持ち。そんな感じで三人の話が始まるのだが・・・
突然、BとガールフレンドがAの自宅を訪ねてくる。そして自分の事を話し出す。
B「納屋を焼くのが好きなんです」
A「それは人のものだし犯罪でしょ。そんなことしたら捕まるでしょ」
B「捕まりませんよ。絶対に。実はもう次に焼く場所を決めているのです。今日はその下見です」
A「それって、この近所ってことですか}
B「そうです」
それから、Aは自宅の近くの納屋を確認するようになるが、その形跡はない。ある時、AはBに偶然会い、そのことを尋ねると、
A「もう焼きましたよ。あなたの家の近くですよ」
B「そんなことはありません。僕はいつも近所の納屋を見て回っているんです」
A「近すぎて見えないこともあるんですよ」と。
何故か、数日前からガールフレンドの姿が見えず、連絡も取れなくなっていた。
どうです。背筋がゾク!とくるようなミステリでしょ。
どうしてもこの原作を読みたくなりました。
これは村上春樹氏の初期の作品短編ですが、面白かったです。今の村上氏の原点がここにあるという感じですね。
流石!だな~ご主人様は陰ながらのファンなのですね。
『蛍』という小説から『ノルウェーの森』が生まれたそうです。
このドラマは映画になるそうですよ。
読んでよかった小説でした。