ご主人様の芝居便り

 ご主人様は先日、文楽を鑑賞されました。随分久しぶりに見たそうです。演目は「曽根崎心中」あの近松門左衛門の有名な芝居です。あらすじは割愛いたしますが、この芝居で遊女の「お初」が悪い男を蹴飛ばすシーンがあって、それがとても激しくもあり可愛くも見え印象に残りましたね。そのことをジャズの師であるK氏(先生は歌舞伎・文楽・オペラ等~芸能に精通しているお方なのです)に話したところ、文楽で、女性で足があるのはこの演目のお初だけで、普通は足元の演出は着物の裾で動きを作るらしく、それを聞き、「そうだったのか!」とご主人さんは目から鱗。いろんな取り決めがあるものですね。まったく知りませんでした。この演目でお初が蹴飛ばすシーンは一つの見せ場なのでしょう。

 久々の文楽、素晴らしくて、とても感動をしたそうです。会場は超満員でした。国立劇場は改装のため、しばらくお休みになるそうですが、どこかで文楽を見たいと言っておりました。

 お品書きを買ってみたら、「床本集」が付いていて、すごく盛りだくさんでお得な気がいたしました。こんな感じです。

 古典芸能に触れて、ご主人様はご機嫌でしたよ。