ご主人様の芝居便り

 このところ、ぐっと寒くなりました。それもそのはず、明日は大寒ですからね。一番寒いときです。

 政治家の裏金問題も日増しに大きく報じられているようです。一般庶民としては、ただただ腹が立ちますが…とご主人様は言っておられました。

 さて、ご主人様は先日、歌舞伎を鑑賞されました。先輩のNさんとご一緒です。

 演目は「平家女護嶋」團十郎さん、新之助、ぼたんちゃんの親子共演です。初めて観劇いたしましたが、素晴らしいお芝居でした。

 一部はおなじみの「俊寛」平家打倒のクーデターが失敗に終わり、俊寛島流しとなってしまいます。理不尽故の悲しみ、辛さを團十郎さんは一人の生身の男として演じておりました。

 二部は齋藤実朝を主人公にした作品です。元は源氏の武将でありながら、今は平家に仕えている実朝。家族とも離ればなれになり、心穏やかではありませんが、最後は親子の愛で締めくくります。

 新之助さんも、可愛く上手でした。そしてぼたんちゃんの踊りも見事でした。後、十年くらいしたら、いい役者さんになっているのかな…と思うと、楽しくなりますね。

 お弁当はいつものなだ万です。銀座のある所には昇り龍が飾られておりました。少しでも世の中が上向きになってほしいですね。

 そして、Hさんのライブがありました。Hさんは、もうかれこれ25年のお付き合いの男性ボーカルで、力強い素敵な歌声に魅了されましたよ。

 Hさんは石川県七尾市のご出身だそうです。そして、あるご友人は能登の方だと言っておりました。すでにご実家がないのですが、知り合いはいるそうで、交通機関が許せば現地に出向きたいと言っておりました。

 そのような心境の中のライブでしたが、とても温かく感じました。音楽の力はいつか、癒しに繋がり、そして、やがて活力となると信じています。

 昨日は、お世話になっている赤羽ウッディの「カラオケの日」でした。カラオケはめったに行かないのですが、こうして、昭和歌謡やGSや懐かしのポップスを聞くと、ここでも、歌は良いなと思いました。お酒もおつまみも持ち込みOKで、つい飲みすぎてしまうのですが、楽しい時間でした。とご主人様は言っておりました。